1. 機能概要
Vi-Order(ヴィー・オーダー)は、チャート上のUIパネルから成行・指値・逆指値や、部分決済・全決済・一括削除を直感的に指示できるMT5専用の注文支援ツールです。他にも、自動ロット計算やリスクリワード比連動、表示単位の切替など、豊富な入力サポート機能を備え、裁量トレードを素早く安全に運用できます。
1-1. リスク率/リスク額ベースの自動ロット計算
ラベルクリックで即時に切替可
以下の3種類のロット指定方法を選択可。
ロット数指定(lots) 標準仕様。決まったロット数を直接指定。
リスク%指定(m%) 余剰証拠金に対するリスク率を指定すると、損切幅に応じたロット数を自動算出して発注。複利運用向け。
リスク額指定(amt) 損失額を指定することにより、損切幅に応じたロット数を自動に算出して発注。損失額をコントロールしたい人向け。単位はアカウント通貨(jpy、usd、eurなど)で自動設定。
算出ロット数が必要証拠金で賄える範囲を超えていた場合、最大利用可能なロット数でそのままエントリすることも可。証拠金をフル活用してエントリしたいハイレバユーザーは面倒な証拠金計算から解放されます。
もちろん従来通りの直接ロット数を指定する形もOK。自分の好みに合わせた柔軟なロット運用が実現できます。
1-2. 4種の発注方式
発注切替ボタンをクリックすると他の発注方法に変更. Market>Close&>Limit>Stop>Marketの順.
成行(Market)、指値(Limit)、逆指値(Stop)、クローズアンド(Close And)の4種類の新規エントリ発注方式に対応。
成行(Market)・指値(Limit)・逆指値(Stop)
FX/CFD一般の新規エントリの発注方法と同様です。損切(ストップロス)、利確(テイクプロフィット)のOCO決済注文も同時に発動できます。
クローズアンド注文(Close&)
クローズアンドボタンが表示された状態で「Sell」または「Buy」ボタンをクリックすると、保有ポジションを全決済すると同時にショートまたはロングの成行注文が発動します。現在の保有ポジションの逆方向の売買をすれば、いわゆる途転注文 が実現できます。同方向の売買であれば、一旦全決済後の再エントリ注文になります。
1-3. ワンクリック全決済&分割決済
1/4>1/3>1/2>Allの順で初期ロットから1/4毎の決済可
ワンクリックで保有ポジションの一括全決済(Close All)および1/2・1/3・1/4ロットの分割決済に対応。またDelボタンで待機注文の一括削除も可能です。
原則、設定中のマジックナンバーのポジション/オーダーが決済/削除の対象です。ただしinput項目(EA側)の選択で、本ツール適用中チャートの表示中シンボルのみを対象にすることもできます。
1-4. 多彩な入力サポート機能
発注を効率的に行うためのサポート機能を豊富に備えています。以下、主な6つの機能をご紹介。
POINTS/PIPS/PRICEの3入力形式に対応
points>pips>priceの順にdist/sl/tp項目を切替可
旧版(V-Order)ではpoints表示のみでしたが、このVi-Orderではpips表示と価格表示にも対応。各種待機注文の設定項目にてpips幅指定や価格での直接指定が可能になりました。
pipsの定義はブローカーや対応銘柄により異なるケースがしばしばあるため、本ツールではブローカー・銘柄問わず一般的な 1pip = 10points で固定しています。
リスクリワード比(RRR)連動調整機能
RRR設定をONにすると、設定比に応じてSL/TPのもう片方も自動調整.
比は自然数で指定. 例えばリスク:リワード=1:1.5ならリスク比2、リワード比3とする.
損切・利確の調整時、事前に設定したリスクリワード比に合わせて一方が連動して動きます。例えば、事前にリスクリワード比を1:2と設定していれば、損切幅を100pointsに調節した際に、利確幅が200pointsに自動設定されます。
さらに補正ポイント幅を指定することで、調整対象でない方にオフセット幅を加算することもできます。(例えばリスクリワード比を1:2として+100pointsを補正ポイント幅に指定すると、SL側のスピンを回した際、TPの値が[SLポイント幅×2+100points]となります。)
価格幅(points/pips)でなく価格(price)を直接指定する場合は、成行エントリ時(Market/Close&)はMID(ASK/BIDの平均)の値を、待機発注時(Limit/Stop)はdistの値を基準に価格幅を決定します。
連動の有無もチェックボックスのワンクリックで切り替え可。リスクリワード価格を手早く決めてエントリしたい時に重宝します。
Multiply機能
Mult Onで調整単位が倍増
ボリューム最小単位は項目に応じて個別に設定可. Mult倍率は全項目共通.
各設定値の入力はスピン部分をクリックすることで数値調節します。MultのチェックボックスをONにすることで、指定最小単位×指定倍率での増減が可能です。
特別倍率適応銘柄を指定すれば、最小単位にデフォルトで特別倍率が乗算されます。貴金属/株/暗号通貨など桁数の多いCFD銘柄に最適です。
スピン長押しリピート機能
長押しで数値の増減速度が段階的に加速
間隔ms(ミリ秒)が小さいほど速度増加. 加速域が増えるほど中間速の時間帯増加.
クリック毎の調節が面倒な時はスピン調整ボタンを長押しをしてみて下さい。徐々に速度を上げながら表示が回り、目標の数値まで時短で設定できます。UI側のinput項目から好みの速度での調整も可能です。
水平線クリック入力機能
対象ラベルクリックで±(茶/黄)>+(緑)>-(赤)>OFFの順に水平線入力待ち受け状態に切替.
待ち受け状態で水平線をクリックした時の挙動. ±は価格そのまま. +/-は指定オフセットで補正.
オフセットはInput項目で事前に設定. 選択でトレンドラインを対象に含めることも可.
チャート上の水平線をクリックすることで、その価格をダイレクトに各項目に反映させる機能です。わざわざスピンを回さずとも狙った価格(幅)を即時に入力することができます。
手順は以下の通り。
dist/tp/slの各ラベルいずれかをクリックして待ち受け状態にする。
± :価格(幅)そのままでオフセット補正なし
+ :価格(幅)にオフセット分を加算
– :価格(幅)にオフセット分を減算
チャート上の水平線をクリックすると、待ち受け状態の項目にその値が即時に反映。
設定を終えたら、再度待ち受け中のラベルをクリックしてOFF(初期状態)に戻す。
points/pipsの幅表示の場合、現在のMID値(ASK/BIDの中間値)を基準にして幅を決定します。
またInput項目(UI側)での設定で、水平線だけでなくトレンドラインも対象に含めることができます。PivotDiffView やPipsGuide のような水平トレンドライン系のインジケーターと組み合わせると、より効率的なSL/TP設定が可能になります。
発注コメント付与機能
コメント切替ボタン(Cmt)クリックで表示コメント切替
“発注方式/”の後にコメント付与
コメントリストをカンマ区切りで設定
取引履歴に表示される各オーダーのコメント欄に任意の文字列を加えることができます。手法別にオーダーをタグ付けて分類しておきたい時などに活用できます(ただし文字数に発注方式別の制限 あり)。
1-5. シンプルで直感的に使えるインターフェース
折り畳み/再表示も右上のパネル表示切替ボタンで可. ×はパネル削除(アンインストール).
英語圏で言うアンノブトルーシブ(unobtrusive)な機能的デザインにこわだって作りました。
発注機能EAとパネル表示用インジケーターUIに分離した特殊設計を実現。UIはサブウィンドウ表示にし、既存のインジケーター類を邪魔しないデザインになっています。パネルUIで価格・ロット設定を行い、EAがそれを受信して発注や決済、待機注文の処理を実行します。
2. 無料ダウンロード
面倒な口座登録、メールアドレス登録、LINE登録等は一切不要です。利用規約の範囲でご自由にお使い下さい。
Vi-Order_UI.ex5 とVi-Order_EA.ex5 の2つの実行ファイルがあり、この2つが連携して機能します。同じチャートにセットでインストールして下さい。また双方のマジックナンバー設定を同一にする設定も必須 です。
Vi-Order 最新版ダウンロード
以下の利用規約について確認し、同意しましたチェックを入れるとダウンロードボタンがクリックできるようになります
《利用規約》本プログラムを利用して損失・損害が出た場合、不具合・誤動作・誤操作を含めたあらゆる状況において、それら損失・損害の補償一切を当方に求めないこと。全ての利用責任を本プログラム利用者自身に帰すものとする。
3. 初期設定
3-1. Vi-Order_UI
入力必須項目
マジックナンバー(0以上の整数・最大10桁) 0~9999999999(最大10桁)までの任意の整数を設定。デフォルトでは”1234567890″。本ツールを通じて発注された注文全てにこの番号が振られ、一括決済・分割決済・一括削除は同一の番号が設定されている注文に対して処理される。本体からの直接注文や併用している他のEAとは分けてポジション管理したい場合、本ツールを複数使い分けたい場合などに活用。MT5本体経由の注文に対しても本ツールからの決済・削除処理を有効にしたい場合は0を入力。なおEA側も同じ数値の設定必須 。
ロット関連
ロット調整設定(初期設定) デフォルトのロット指定方法を以下の3つから選択。
ロット数指定 エントリ時のロット数を直接指定。パネル上の表記は「lots」。
余剰証拠金%指定(リスク幅:s/l) 余剰証拠金に対する割合(%)を指定すると、その金額と損切幅に対応したロット数を自動算出。複利運用で活用。[余剰証拠金=残高±保有ポジションの含み損益±スワップ-保有ポジションの必要証拠金]であり、保有ポジションがない場合は[余剰証拠金=残高]。上限は100%。パネル上の表記は「m%」。
リスク許容額指定(リスク幅:s/l) 口座通貨の金額を指定すると、その金額と損切幅に対応したロット数を自動算出。あくまで発注時(ロット計算時)の口座通貨換算レートで算出した金額であるため、損切決済時に口座通貨換算レートが動けば実際の損失額は変動する ことに注意。 例えば円口座でEURUSDをトレードする場合、USDJPYレートが影響する。9,999,999(最大7桁)まで口座通貨単位で指定可。パネル上の表記は「jpy」「usd」「eur」など口座通貨に準拠。
1オーダーの最大ロット数(ユーザー制限) 1オーダーで発注できる最大ロット数を指定。誤って大量のロットを発注してしまうミスを予防するための機能。設定推奨。ロット数指定時はこの値が上限値になる。ブローカーによるロット数制限よりも設定値が低い場合は、このユーザー制限が優先される。デフォルトでは100.00ロット。
ボリューム初期値
新規起動時または初期化ボタン(Reset)を押した時の初期値を指定。
ロット数(lots) 1Lot=契約サイズ。小数第2位まで指定可。
余剰証拠金%(m%) リスク率指定時のパーセンテージ初期値。小数第1位まで指定可。
リスク許容額(amt:口座通貨単位) リスク額指定時の初期金額。単位は口座通貨で指定。
待機注文までのポイント幅(dist) Limit/Stop予約注文時の現在価格からエントリ価格までの距離幅の初期値。ポイントで指定。
損切ポイント幅(s/l) 損切幅の初期値。ポイントで指定。
利確ポイント幅(t/p) 利確幅の初期値。ポイントで指定。
Price表示時の損切/利確価格 Price時の初期値設定を選択。ちなみにdistはどの場合でも初期値はMidに固定。
Mid Ask/Bidの中間値
Mid-s/l, Mid+t/p Mid値に対し、SL側は上記の損切ポイント幅分を減算、TP側は利確ポイント幅分を加算。
Mid+s/l, Mid-t/p Mid値に対し、SL側は上記の損切ポイント幅分を加算、TP側は利確ポイント幅分を減算。
Zero sl/tpともに初期値”0″。未指定で発注したい場合に活用。
ボリューム最小単位
スピンボタンをワンクリックした時の増減量。
lots ロット数の最小増減量。デフォルトは0.01。
m% 余剰証拠金%の最小増減量。デフォルトは0.1。
amt(口座通貨) リスク許容額の最小増減量。デフォルトは100.0。
dist 待機注文ポイント幅の最小増減量。デフォルトは10。
s/l 損切ポイント幅の最小増減量。デフォルトは10。
t/p 利確ポイント幅の最小増減量。デフォルトは10。
ボリューム調整倍率
Mult ON時の倍率(全銘柄共通) Multiply機能ON時にボリューム最小単位に掛ける倍率を指定。デフォルトは”10″。
特別倍率適応銘柄(カンマ区切り) 特別倍率を標準で適応する銘柄を指定。複数指定する場合、カンマ(,)で区切る。
特別倍率 ロット関連項目以外のパラメーター最小単位に対して一律に乗算する倍率を指定。デフォルトは”10″。
リスクリワード比連動調整設定
RRR連動(初期設定) RRRチェックボックスのデフォルトのON/OFF設定。”Unlinked(RRR固定解除)”と”Linked(RRR固定)”から選択。
無効(RRR固定OFF) 連動なし
有効(RRR固定ON) 連動あり
リスク比 リスクリワード比のリスク側の値を自然数で指定。デフォルトは”1″。
リワード比 リスクリワード比のリワード側の値を自然数で指定。デフォルトは”1″。
補正ポイント幅(正:加算/負:減算) “Linked”状態の時、ボリューム調整中ではない側の損切・利確ポイント幅にこのポイント幅が加算される。例えば、[リスク比1/リワード比1/補正ポイント幅100]に設定した場合、s/lを調整⇒[t/p=s/l+100]、t/pを調整⇒[s/l=t/p+100]になる。-100など負の値を入れると減算(負の値を加算)になる。リスクリワードをスプレッドや手数料分だけ調整したい時などに活用。デフォルトは”0″。
表示設定
表示単位(初期設定) dist/sl/tpの各入力項目のUI表示単位
points表示 ポイント単位で表示
pips表示 pips単位で表示。1pip = 10points の固定値を利用。
価格表示 価格で表示
水平線クリック時の価格オフセット幅[ポイント] 水平線クリック入力時の+/-のオフセット幅。UI表示に関わらずポイント指定必須。デフォルトは”0″。
トレンドラインをクリック対象に含める 上記のクリック対象にトレンドラインを含めるかどうかの可否。水平線よりは価格精度が落ちることに注意。
トレンドラインは水平線(Horizontal Line)のように価格情報を直接取得できないため、クリックされたピクセル座標をもとに価格を算出しています。よって見かけは全く同じ水平ラインでもクリック毎に価格が多少前後し、水平線より精度の落ちた値になります。
UIフォント名 パネル表示フォント指定。デフォルトは”Arial Rounded MT Bold”。
UIフォントサイズ ボタン以外のパネル文字サイズ指定。デフォルトは”9″。
注文コメントリスト(カンマ区切り) 発注コメント候補のリスト。カンマ区切りで文字列を指定。
取引コメントにはMT5デフォルトで半角英数字31~32文字程度の制限があり、注文種別の識別用に一部の文字列をEA側で利用しています。またブローカーのシステムよって増えるケースもあります。よって条件別に最低でも以下の文字数制限があります。全て半角英数字 が前提です。 ボタン視認(デフォルトフォント設定):8文字程度 Market/Close&(成行):25文字 Limit(指値):18文字 – (SL/TPのポイント幅の桁数) Stop(逆指値):19文字 – (SL/TPのポイント幅の桁数) 暗号通貨や株価など桁数の大きい銘柄でLimit/Stop発注を行うと、指定ポイント幅次第で2~3文字しか利用できない可能性が出てきますのでご注意下さい。 また日本語の全角文字を使用した場合などはさらに情報量が増え、全角1文字分=半角2文字分以上となり、さらに使える文字数が減ります。
長押しスピン調整(加速/中間加速域)
長押しスピン調整は、スピンボタンを押し続けると一定間隔で自動加算/減算が繰り返され、徐々に加速していく仕組みです。ロット/DIST/SL/TPに共通で適用され、ボタンを押し続けると「初速(間隔が長い)→中速→終速(間隔が短い)」へ滑らかに移行します。
短押し:1回だけ値が増減(1ステップ分)。
長押し開始:最初はゆっくり(初速間隔)で自動的に増減。
徐々に加速:内部で8段階のスケジュールに沿って間隔が短くなり、スピードが上がります。
中間加速域:中速帯で“もう少し長く滞在”できるように、追加Tick数で調整できます。
離す/フォーカス外:即停止。
初速(間隔ms) 長押しスピン初速設定。msはミリ秒単位で値が大きいほど遅くなる。300~700ms推奨。デフォルトは400ms。
終速(間隔ms) 長押しスピン終速設定。20~60ms推奨。デフォルトは30ms。
中間加速域の長さ(追加滞在Tick数) 中間加速域の滞在量をティック数で指定。値が大きいほど終速到達まで長くなり、中間速の状態が長くなる。8~40推奨。デフォルトは24。
3-2. Vi-Order_EA
入力必須項目
マジックナンバー(0以上の整数・最大10桁) UI側と同一のナンバーを要設定。
ロット関連
証拠金ロット制限事前チェック有効化 発注時に必要証拠金を計算し、現在の余剰証拠金で発注可能な最大ロット数を見積もり。
無効 事前チェックせずに発注。証拠金不足の場合、発注後に[not enough money]エラーで評価。「証拠金不足・ロット制限超過時の売買動作」の設定は無効。
有効 1lotあたりの必要証拠金や、現在の余剰証拠金内で発注可能なロット数をログに出力。証拠金不足の場合、「証拠金不足・ロット制限超過時の売買動作」の設定に応じて処理。
証拠金不足・ロット制限超過時の売買動作 発注時に、パネル上の指定ロットまたは自動計算ロットが必要証拠金制限/ユーザー制限/ブローカー制限を超えていた場合の処理を選択。
発注しない(アラートなし) 発注停止。アラートポップアップはなし。エキスパートログにはエラー出力。デフォルト設定。
発注しない(アラートあり) 発注停止。アラートポップアップが出現。エキスパートログにもエラー出力。
利用可能最大ロット数で発注 各制限全てに収まる範囲内で最大のロット数を自動算出して発注。
最小ロット未達時の売買動作 発注時に、パネル上の指定ロットまたは自動計算ロットがブローカー指定の最小ロット数に満たない場合の処理を選択。
発注しない(アラートなし) 発注停止。アラートポップアップはなし。エキスパートログにはエラー出力。デフォルト設定。
発注しない(アラートあり) 発注停止。アラートポップアップが出現。エキスパートログにもエラー出力。
最小ロット数で発注 ブローカー指定の最小ロット数で発注。
余剰証拠金追加補正額[口座通貨] ロット計算時に余剰証拠金に加算する値を口座通貨で指定。余剰証拠金%指定時に、口座外にプールした資金分と合わせた総資金ベースでロットを算出したい場合などに活用。負の値を入れれば減算(負の値を加算)も可。デフォルトの値は”0.0″。
注文補助設定
優先フィルポリシー設定 フィルポリシーとは、マーケットの流動性が低い等の理由で指定したロット量全てを約定できない時のサーバー側の処理ルール。主にIOC (Immediate or Cancel)、FOK (Fill or Kill)、BOC (Book or Cancel)、RETURN の4タイプがあり、FX業者、口座タイプ、銘柄、執行方式によって異なる。ほとんどは仕様で事前に決められているが、複数のフィルポリシーに対応可能で、こちらから選択できる業者・口座タイプ・銘柄も一部にある。複数対応している場合に備えて、選ぶフィルポリシーの優先順をあらかじめ決めておく設定。
IOC優先 IOCを優先
FOK優先 FOKを優先
BOC優先 BOCを優先
RETURN優先 RETURNを優先
スリッページ許容値[ポイント] エントリ注文がスリップした際の、スリッページ許容幅をポイントで指定。この値を超えてスリップした場合、価格変更通知(リクオート)のポップアップ画面が現れ、[承諾]/[拒否]の2択を迫られる。3秒間応答がない場合、注文はキャンセルされる。なお取引執行モードがInstant Execution(即時)方式の口座のみで有効 (例:Exnessのプロ口座など)。一般的なMarket方式の口座ではどの値を設定しても無視される。デフォルトは”0”。
スプレッド許容値[ポイント] 発注時のスプレッドの許容幅をポイントで指定。この値を超えてスプレッドが拡がっていた場合、発注エラーになる。新規成行注文のみ有効な値。待機注文(Limit、Stop、決済注文など)では無視。仮想通貨や株式CFDなど桁数の多い銘柄は標準のスプレッド自体が大きいのでこの設定値に注意 。”0″指定時は無制限。デフォルトは”0″。
逆スプレッド発生時の発注動作(成行のみ適用) ASKとBIDが逆転する現象(ネガティブスプレッド)が起きた時の挙動を設定。新規成行注文または決済成行注文時に機能し、待機注文に対してはこの設定は無視される。以下の三択。
発注しない(アラートなし) 何も行わない
発注しない(アラートあり) 警告のみ表示
発注続行 そのまま発注
待機注文処理設定
待機注文スリップ時のSL・TP価格調整 待機中の指値(リミットまたはストップリミット)/逆指値(ストップ)新規注文が、発注価格では約定せずスリップしてしまった場合の、損切・利確価格調整の有無を選択する設定。
無効 約定価格スリップ時、損切・利確価格は発注時の価格を保持。
有効 約定価格スリップ時、損切・利確価格をスリッページ分だけ自動補正。
削除・決済対象の範囲指定 DeleteボタンやCloseボタンを押した時の、削除・決済対象となるポジションやオーダーを指定。
指定マジックナンバー全て 指定マジックナンバーの全てが対象。表示中のチャートとは別銘柄のオーダーやポジションも対象になる。
指定マジックナンバーかつ現チャートシンボル 指定マジックナンバー中、現在本ツール適応中のチャート銘柄のみが対象。
表示設定
チャート情報表示 チャート上にあるコメント情報の表示/非表示を設定。
(UTC/GMT+0):現在のグリニッジ標準時
(Server/GMT+X): 現在の取引サーバー日付時刻
(Local/GMT+X): 現在のローカル端末日付時刻
(chart#): チャートID
(magic#): EA側マジックナンバー
デバッグモード有効化 有効にすると、デバッグ用の詳細な状態遷移/エラーログを出力。
4. 更新履歴
(2026-02-15) Vi-Order ver1.1
Price表示時の損切/利確価格の初期値設定を追加。
(2026-02-13) Vi-Order ver1.06
必要証拠金計算および損失額見積もり計算失敗時のフォールバック関数を実装。
input項目に証拠金ロット制限事前チェック有効化、デバッグモード有効化を追加。
(2026-01-29) Vi-Order ver1.00 初期バージョンリリース